奨学金のご案内
盲大学生奨学金貸与 事業概要
設立の経緯
昭和44年、創立15周年記念事業として向学心に燃える盲大学生の勉学の一助となるように設けられた、わが国唯一の育英資金制度です。篤志家の寄付金およびご理解ある団体からの助成金によって奨学金制度が運営されています。毎年3月に申込書を受付、修学年限の最終月まで奨学金が受けられます。
理事長挨拶
我が国の奨学金制度は、大小、公私を問わなければどれほどの数があるかわかりません。しかしながら、視覚障害者を対象とした制度は、本会の「盲大学生奨学金貸付制度」が唯一のものであります。 昭和44年(1969年)に第1期生を迎え、関係諸団体、個人の篤志家からの尊い寄付金によって、今日までこの制度を続けることができました。
本会奨学生は大学卒業後、弁護士、市議会議員、大学教授、助教授、中学・高校教諭、ピアニスト、声楽家、公務員、福祉施設職員、などの広い分野の職業に就かれ、いずれも各界の第一線で晴眼者と共に活躍しています。視覚に障害のある大学生に対する経済的援助は、社会に有用な人材育成という結果をもたらしています。
又、最近では、外国人留学生(視覚障害者)も奨学生に採用し、わずかながら国際交流の一助にもなっています。
奨学生募集要項
対象 |
(1)大学・短期大学に在籍する者とする(通信教育を除く)。 および修士課程、博士課程に在籍する者を特例として認めることができる。 (2)身体障害者手帳の交付を受けている障害等級1級から4級までの者。 (3)人物、学業とも優秀であり、就学に支障となるような疾患のない者。 |
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採用する人員 | 5名前後 |
貸付金額 | 月額40,000円 |
貸付期間 | 奨学生に採用した年度の4月から、在学する大学の修業年限の最終月までとする。 |
申込用紙の交付 | 聖明福祉協会、高等部のある盲学校、又は社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター |
申込必要書類 |
(1)申込用紙 (2)合格通知書コピー(新入学生)又は、在学証明書(在学中の者) |
申込の受付 |
日時: 随時 方法: 郵送又は、持参 |
奨学金の返還 | 返済は、貸付の終了した翌月から起算して6ヵ月を経過した後から行う。 返済方法は月賦、その他の方法で行い、返済額は、奨学金規程の別表返済額表に従い、原則として月額12,000円以上とする。 尚奨学金は無利息とする。 |